昨晩は、半年ぶりに高校時代からの友達と集合。

海外在住の友達の緊急帰国にあわせて再会が決まったのが3日前。

にもかかわらず、全員参加の出席率の高さ。

 

子ども、主人に完璧な接待を施してからの出発。

年に一二度あるかないかの夜の集い。たまにはいいよね。

 

夜に家を空けることの罪悪感とたまに訪れるご褒美みたいな時間に待ち合わせの30分前に張り切って到着。

 

久々にでた梅田が楽しくてウロウロしているとあっという間に約束の時間。

店に入るなり顔を見れば一瞬であの頃に戻る。

 

41歳。紛れもなく大人。

なのに話している内容といったらしょーもなすぎる。とてもお聞かせ出来る内容ではないことばかり…。

 

笑ったり、泣いたり楽しい夜だった。

 

昨日も会いましたっけ?ぐらいの距離感だけど、確実に流れていた半年の空白期間。

その期間会わないだけで、結構みんな色々起きている。

 

国際結婚10年目の1人はまさかの電撃離婚。そして、離婚後も帰国せずそのまま一人で移住を続投。

1番驚いたのはそのことだった。

 

2番はノーメイクで参加した友達がいたこと。

40代のノーメイクはもはや自爆行為で…しかないが私の認識。わたしはとても晒せない…。

 

特にこの一年顔に重ねるものがジワジワ増えている一方。晒すどころか隠す方にウエイトが傾くばかり。

 

ノーメイクの友達はまた友達の中でも1番化粧品とかエステとかに並々ならぬ努力を続けてきた美容のおさ。

 

その彼女のあまりにも潔いのよいすっぴんにおののく。

そして、それが美を放棄した残念ない感じてはなく、むしろその逆。美に磨きがかかり拍車がかかっていた。

その証拠に友達の欲目だけでなく、トイレに立った友達は若い男の子にちゃっかりナンパまでされてる始末。

 

残った我々はテーブルでありえん…と絶句…。

この年でナンパされるノーメイクの二児の母40代。すごっ。

 

そしてその気になる友達の美容方法は極限まで手放すこと。

顔にあれこれつけるのをやめ、ただ一点することはある特定の化粧水だけで全てを終えること。

 

あれこれ刺激を減らすことで本来の綺麗な素肌を取り戻す!を、実践しているんだとか。

 

洗顔もクレンジングも普段のファンデも眉も日焼け止めまでもが一切なし?まじで??と私の常識からは信じられない事実。

わたしは高校の頃からvoce愛読してたのよ。ってぐらい美容マニアなので、俄に信じがたい美容方法。

 

でも百聞は一見にしかず! それが見事になされているから、その夜早速その化粧水を購入したのは言うまでもない。

 

目指すは化粧しない主義なんですと少し残念なナチュラリストではなく、ちゃんと美を放棄してない生粋のナチュラルビューティー

 

もちろんその化粧水を使ったとて万人にその方法が当てはまるわけではないのは心得ている。

だけど、なぜか今あれこれ手放す美容に凄く惹かれるものがあった。

 

美容だけにとどまらず40近く生きていると抱えるものが多すぎて、欲張りになって、あれもこれも。

いつも感じているのは満足より、もっと。

 

仕事、子ども、夫婦関係、美容、健康、お金…などなど悩みの尽きない40代。

 

それでもしたたかに生き抜ぬき。太々しさも兼ね備えてきた。みんなたくましいものだ。

 

お互いを貶したり、称えあったり時間はあっという間に過ぎる。

 

今度の帰国は来年の春らしい。

全員集合まで1年間。

みんなで次会う時は全員すっぴん!なんて怖い宣言をして解散。

 

終電こそ間に合ったけど市バスは全滅…

酔いしれる友達と最寄り駅から歩く帰り道。

時間にして40分ほど。体感は10分。

 

最後の曲がり角、雨が上りの夜道で友達がおおごけして絶叫…

膝血出てる。出てる…見て、見てと大騒ぎ。

たくしあげたワンピースの裾から恐る恐る膝を確認するとノーダメージ。

41歳の膝の皮強し。侮るなかれ。

 

最後まで笑わせてもらって、最後はすっかり外国ナイズされた友達に引っ張られて厚い抱擁でさよならした。

 

一晩を終えたらみんなそれぞれの持ち場に帰る。

居心地の良さや窮屈さいろんなものを抱きしめて、次の宴まで41歳今日も生きる。