書く
少し前、雑記ノートを1冊に絞った。
その最後のページを書き上げたのが一昨日。
別に誰にも褒められないノート1冊を使い切った! の達成感を1人密かに味わう。
ペラペラとページをめくりながら、5ヶ月かかって使い切ったのノートを中身を振り返る。
いつも同じようやことに躓いては、心を痛めたり。時に煮込んだり…。
誰にも言えない現在進行形の心の闇が綴られていたり。
自分を励ましたり、誰かに感謝したり、はたまた吠えたりなんかも記してある。
たいして進歩も発展もないのだけど、誰にも披露することのない自分だけの軌跡がそこにあった。
ひとつにノートを絞ってから、書くだけじゃなくルールは、なんでも“あり”にした。
子どもの手紙や作品を張りつけてみたり、旅先見つけた道の駅のスタンプを押してみたり。
法事で配られた家系図のコーピーを貼り付けてみたり。
感動した本を忘れないように好きな所をコピーして張りつけたり、書き残したりもした。
他には映画の半券や、どこかの入場券。その時、その瞬間の閉じ込めれるものをなるべく閉じ込めてきた。
1番最初のページをめくると既に描き始めの頃の自分が懐かしい。
変りばえの無い日常を毎日送りながら、確かに時間を経由して少し前の自分と変わってる所もあるんだろう…。
大きな転機や変化は、実は静かな毎日のささやかな変化の積み重ねの上に、ある日突然変わった!と気がつくものなのかもしれない。
その変化を振り返るために、新しい自分を見つけるために、また新しいノートを開く。