失敗の恐怖はどこからくるのか?
恐怖に感じるものは何か?と問われたら、
わたしの中でミスや失敗をしてしまうことが一番に出てくる。
というと、完璧人間でなんともスキルの高い人の発言のようだけど、まったくもってそうではないない。
残念ながら、そちら側の人間ではなない。
人間だもの完璧なんてありえない。わかっている。
だけど、だけど、だーけーど、
最近なんだか仕事でも私生活でもミスを頻発してしまう。
それも毎日のように…
今日こそと誓えば違うほど。見返せば見返すほど呆れかえるようかミスばかり。
あの見返しの時間はなんだったのか…悲しみすら感じる。
そして今日もやらかした。
お客様に直接関係するメール内容での誤り。
しかも100を超える一斉送信ときた。
すぐさまクレームが届き即座に社長の耳に入る。すぐに処置と謝罪。
それはもう光の早さで。
社長は超絶クール感じの人なので、普段のテンションからしてやや低温気味。
そこに来てこの謝罪の場に放たれている空気の低温ぶり。
「前も同じことしませんでしか??」
の低温の響きが鋭利な氷の矢となって胸に突き刺さる。
今回の案件は、はじめてのミス。
少し前に先輩が同じミスをしてしまったらしく、「あっ、○○さんか、この前は…」
「ふぅーー」と、ため息…。
とにかく謝る。「申し訳ありませんでした…」
心の中で先輩もだったのかとつぶやく。
間を開けずに同じミス。
社長からしたらほんま嫌だろうな…。
なんてことをしてしまっとのか。
時間よ戻れと本気で願う。もう一度あの瞬間からやり直したい…。
なんてのは無理な願い。
振り返るとミスの原因には思い当たる節があった。
本日体調不良につき欠勤の先輩がいた。
今日おそらく出勤できそうにないことを見越して昨晩から仕事の申し送りをLINEで受けていた。
やったことのない業務ではあったけど、資料やマニュアルを読んでやってみます。と返答。
メールでも資料を添付してくださっていた。
その通りしたら大丈夫!と思いながらも昨晩から緊張していた。
頼まれた仕事を無事に遂行しなくてはと。
ただ木曜日は割と忙しく既存の仕事が溢れている。ますば優先順位を決めて早く済ませれる仕事に取りかかり、その次に頼まれた案件に取り掛かる予定だった。
が、先輩の穴埋めをするべく部署内の二人がその件について話あってるのが背中越しに聴こえてきた。
「あっすみません。わたしその件聞いてます。」「この作業あとに取り掛かります」と勢いよく答える。
そして作業の申し送りを受けてることを簡単に伝え終えてからデスクに戻り既存の仕事に再度取りかかる。
その時点で少し焦っていた。
早くしなくてはと…。一刻も早く先輩から依頼されてる仕事に取り掛かりたいと思っていた。
その後にもう一つ時間の足切りのある仕事も迫っていた。一つ一つ落ち着いて対処したらなにもどれも時間的に厳しいものでなかったのに。
頭が次の仕事内容に見事に引っ張られてしまい、目の前の送信先を丸ごと次の仕事関係のところに一斉送信してしまった。
だいたいミスが起こるときは焦りからくることが多い。今回も然り。
今日に限らずそんな調子が続いてしまっていた。
あまりにも続きすぎると自分がどうにかなってしまったのではないかとか??
脳になんらかの支障をきたしているのではないか??
など、自分のミスを肉体的欠陥のせいではないかと疑ってみたり…ひどいもんだ。
もうこれ以上のミスはしたくない。逃げだしたい。なんて心によぎる自分のポンコツぶりに落ち込む。
過ぎたことを悩やんで解決するなら悩めばいいが、過ぎ去ったことはどうにもならない。
ミスの失態の信頼を回復するのは誠実に仕事に向き合うしかない…よね…。
落ち込みながら考えていた。
失敗が嫌なのはもちろん迷惑をかける関係者、お客様への申し訳なさもあるけど、
1番の失敗の恐怖は自分ができないやつと思われるのが嫌なんだ。ということに気づく。
ミスをしてしまったとき、いつも咄嗟にあわよくば人し知れず処理し何事もなかったようにしたいとズル過ぎる考えがよぎる。
スペックもスキルもなんもないだから誰も出来るなんて思ってないのに、どこかできる女でいたいのか…。人からどう思われてるかが猛烈に気になってしまう。
気が高いって、わたしみたいなこと人のことを言うじゃなかろうか。
ちなみにミスをしたら隠ぺいしたい邪な心とは裏腹に絶対見事に露見して丸裸になるタイプ。
どうせ、露見するなら素早く謝罪なり、次の処置に努めるしかない。
その後の気持ちに引きずり無用とわかっていてもこの性格よろしくないな…。
今日は久々の平日休暇。さらに土日が挟まり次の出社は月曜日。
さらなるクレームメールが届いてないことを祈るヒヤヒヤの3日。
時間が戻るか、いっそ一月後ぐらにいワープしたい。