2日後の後悔

後悔することがあった。

 

先日、手紙を書いた。今自分の心中にどうしょうない思いがある。それを書いて知らしめることで心を悩ます容積が少し減るように感じたから。

 

電話では感情的になりすぎる。メールで安易に送れるほど軽々しいものでもない。その時は手紙を書くことが自分の中で正しい行いであり、人に助けを求める最善の手段のように思えた。

 

もともと胸の内は人に話す方ではない。完全なる自己完結型。事後報告スタイルを一貫して通してきた。

最近はどうもそれが難しい・・・。

 

ふと何かで人生で一番辛いと感じる年齢は何歳なのか?とうい記事を読んだことを思い出した。

 

【47歳】が最もそう感じるらしいのだ。まだその年齢に達してはいないけど40代にもなると、悩みの質や量が格段に変わることを実感している。

 

人生は主観だから、幸不幸を決めるのは結局は自分次第というのは心得ているつもりだけど、悩ましい日々にその心得もろとも遥か彼方に飛んで行ってしまった。

悩みを共有することで、解決することはまずない。と、わかっている。わかっていた。

むしろそれを知らしめてその人まで悩ませてどうするのか?

自分の機嫌ぐらいとりなさいよ!という気持ちになったのが投函した1日後。

 

なので今となったら手紙のタイムラグ2日に激しく後悔している。

2日前の自分の気持ちと、今の気持ちには良くも悪くも変化がある。むしろずっと同じ気持ちを抱えたままで過ごすことの方が難しい。

 

窓から見えるのは青くクリアな空。冬独特の澄んだ空気をまとった景色を見ていたらそれが単純にきれいだったから、心がほんの少し晴れた。だから1番嵐の中にいる時に書き連ねてしまったことに悔の念にかられてしまった・・・。

 

過ぎたことは仕方のないこと。

たった一つ目にしたものがきれいなだけで案外心は晴れるもの。晴天ではなくてもいい。今日は2日前より心の青空の面積は確実に広い。

 

手紙は相手の心を晴れにする内容だけに限ると誓いを立てた土曜日の午後。手紙だけでなく誰かの晴れに役立つ人でありたい。