まさかの発想
「あっこれってまちがえてたんや…って子どものときはそうとは知らんかったことある?」
小4の次女からのわたしへの質問。
んん??なんやろ?
「そう聞くということは、何かあるん?」
「わたしな〜“味” という漢字がテスト出たとき読み仮名に“ず”と書いてバツになってん。」
なんで“ず”なん?
味は“あじ”やろ。それか“み”。
次女、
「味ぽんってあるやんか」
「味という漢字を習ってなかったから、なんでぽんずやのに、ぽんのまえに味がついてるんやろってずっとふしぎやってん」
そこで次女は思いついたのだ。
ぽんずって、又の名をずぽんとも言うのだと。
だから、ず🟰味になる。
そこでテストのとき味の読み仮名を自信満々で“ず”と書いたんだとか。
次女は、味🟰あじだと知ってからは、
ずぽんなるものを見て、これはずぽんではなく、あじぽんいうものなのかと新発見に至る。
だからママは冷蔵庫からぽんずとってとは、言うけど、ずぽんとってとは中々言わないのかと思ったそうだ。
次女時々はい!ずぽん言って渡してたらしいのだけど全く気づいてなかった。
その話を聞いて、ぽんずでもずぽんでもどちらでもオッケーのおおらかな発想が次女らしい。
次女は自然のものに例えると太陽。
花だと、ひまわり。
食べ物なら、みかん。
季節は、絶対夏。
元気で丸くて生命力に満ち溢れている。
小さいことは気にしない!
ぽんずでもずぽんでも美味しかったら満足なタイプ。
子どもの時の思い込みが、そういえばわたしにも一つあった。
「ずぽんの類いはないけどさ、ママ幼稚園の時、アニメ界でサザエさんだけは実在すると思ってたわ。」
「いつか磯野家の前を歩いてみたいなーって思ってた」
そう言うと、次女が
「えーーー生きてへんやろ??」
「なんで?サザエさん?」「ウケるーー」とケタケタ笑い転げる。
サザエさんに会えないことを知ったき悲しかった。
だけど時を経て、サザエさんよりもっと会えて嬉しい人に出会えた。
サザエさんの顔の丸さに負けない元気印のまんまる次女に。