後ろから
GW2日目の本日は、子どもたちの日曜日参観。
参観日の子どもたち独特の教室の空気がこそばい。
よそ行きの子ども。よそ行きの先生。
懐かしい、あの感じ。
お母さんが後ろにいてくれるってだけでなんであんなに嬉しかったんだろう。
教室にいる母は特別だった。
我が子も然り。チラチラ所在を確認する様が可愛らしい。
わたしここにいるよ!見てるよ!と、目配せしあって下の方でで小さく手を振る。
兄弟が同じ日なので一つの教室に留まることは出来ず、行ったり来たり。
先に妹のクラスを覗いたので、6年の長男の教室に入ると、まだ来てないわたしを探してる素振りを見せながら、一瞬目が合う。
所在を確認するとあたかも気にしてませんでしたよーみたいにもうこちらを見ようとしない。
下の子とは違い、親という存在が少し恥かしいお年頃。
家出るときには、今日来る??なんてあんなに心配そうだったのに…。
6年とはいえ、まだ幼さの残る長男。
「いくでー」の言葉に、ニコッがマスクの隙間から漏れ出ちゃってますよ。
なのに教室でのあの態度。逆に可愛いじゃないか。
何度か、教室の行き来を繰り返し、最後は妹の教室にて参観が終了。
一緒に帰ろうと飛びついてくる娘に帰ろうか、と並んで渡り廊下を歩いていたら、友達らしき子が駆け寄ってきて、
「○○子のお母さん??」下からわたしの顔を覗く。
「そーやで」と答える。
「えっーー若いーー」
と、一言スタスターと去っていった。
えっーなんていい子なの!娘にいい子やな〜と思わず浮かれる、母。
決して、若くもなんでもないのだけど、時に残酷で辛辣な子どもの本音発言は、真髄をついた忖度のない言葉だっりするじゃない??
なので素直に、ありがたく、若いーを今日のところはいただくことにした。
貰うのは自由だ。浮かれるのだって自由だ。
参観なんてものは、いつも忙しくて、この先もずっとずっとハシゴしながら続いていくような気がしていたけど、長男が来年小学校を卒業したら、残すは下の娘だけが小学生。
じっくり最初から最後まで教室にいれるのか…。不思議な感じ。
そして、いつかは、少しづつ親の出番が消え去っていく。
子ども達は親を介さない世界でどっぷり生きてくのだろう。
それでいいのだ。
母は、君たちの後ろ姿を教室をでてからもずっと、ずっーとみているよ。
長男12歳の誕生日の日に。
おめでとう。