一軍のパンツ

 

お風呂上がりにはくパンツを選ぶ時、最近すっと決まらない。

 

出しては戻しを数回くりかえす日々。

半ば諦めた感じで本日のパンツを決めている状態だ。

 

今、自分の中で一軍のパンツが不在なのだ。

事の発端は先月パンツの一掃入れ替えを行ったことによる。

なぜかと言うと、絶賛運気・開運アップyear中だから。

運気のよくなるあれこれを試し尽くすことこの1年。行き着いたのはパンツの全捨離なるもの。

たまたま目に止まったとあるYouTubeに影響を受けての行い。

なんでも古い下着は運気を下げるらしい。

 

そのYouTubeは毎月1日に下着一掃を行うのだとか。さすがにひと月毎の一掃は私には色々無理がある。

 

もったいないやん、まだ履けるやん…とか、毎月の出費…とか家族のはどうするのか? など考えると現実的ではない。

 

パンツのちょこまかの買い替えは定期的にしていたけど、この機会に思い切って主人と自分のものを一掃してみた。

引き出しに並ぶ新品のパンツのラインナップを見るとやはり気分がいい。美しく収められたケースを見て、うん!これは確かに運気上がる予感。

主人もきれいなパンツにありがとう~と喜んでくれた。主人のはおまけで靴下もサービスしておいた。

私の運気up活動に色々お付き合いしてくれているせめてものお礼。

 

という訳なのだが、新しいパンツらは悪くはない。

だけど、何となく感じるこれじゃない感。ちなみにひと種類にならないように色や形、用途に合わせて数点新調した。

 

それでもなんか昔のパンツが恋しい。

処分したものは特別高価なものでもなかっけど、フィット感というか肌なじみ感がとてもしっくりきていた。

 

新しいパンツももう少ししたら慣れ親しんでくるのだろうか。

 

毎晩「一軍のパンツないねん!!」とブツブツ呟いてる姿を長女がみて、

「なによ?一軍ののパンツって?」

「聞いたことないわー、どれもたいして変わらんやろー」とあきれ顔…

 

「いや、ほら、あるやん!馴染みのやつとか」と、いっても

「分からん…。パンツに何も感じない」なんて言うクールな思春期中学1年女子め。

 

今晩も2回ぐらい選びなおして決めましたよ。

 

肝心の運気はところで…あがったの?? かしら??