君たちはどう生きるか
私の夏休みが今日で終わる。
「やだーー」
と、家族に駄々こねみても終了のカウントダウンは確実に終わりに向かっている。
台風で1日は缶詰になってしまったこともあり、ますます終わりを惜しむ気持ちに拍車がかかる。
終わりを嘆いていても明日はやってくる。
ならば、存分に今を楽しまなくては。
最後の日をさてどうやって楽しもうか?
子ども達と会議。
私の夏休みの終わりは必然的に子どもの夏休みも終了を意味する。
明日から仕事の自分を励ましたいかつ、子どもたちも楽しませてあげたい。
ひたすらに留守番の日々で夏休みを消化することになるのだから。
協議の結果
朝からプール。
からの午後は映画で締めようということになった。
作品はジブリ。
事前情報の開示が全く無し。
ということはあえてネットで情報を探すことはせず何も知らない状況で見たいと思った。それがなにを意図するのかも知りたかった。
そして、ジブリ好きとしては最新作品を映画館で見れることがなにより贅沢な事なのだ。
この時代に生きれる幸せ。それはもう特権。
この作品はどうやら賛否両論あるようだが、私はたまらなく好きな作品になった。
ジブリの全てのスパイスが散りばめられたようなどこか懐かしい。だけど新しい。
震えた。
最後には映画の内容からくるものなのか、ジブリ作品にもう一度出会えた喜びなのか胸がいっぱいになって涙が滲む。
事前情報がなぜ不要だったのか?の疑問は見たらわかるからだの一言に尽きる。
夏休み最後にふさわしい一日。
明日から怒涛の日々は目に見えて予想される。
宮崎さんの心の中を覗き見したようなメッセージを胸に熱く受け止めて
自問する。
どう生きるか。
自分の生き方を模索して、
壮大なテーマを焚き付けられても、明日からの仕事から逃げ出したい現実にただ心は逃避の夜。
わたしの夏は、終わる。