初茜
薄暗い東の空を温かみのあるオレンジ色が水に溶け出したようにゆっくりと染めていく。
ぼんやりとした色の境界から一粒ほどの眩しい強烈な光。
その光はだんだん大きく丸く周りを神々しく照らしていく。
今年最初の初日の出。
今年は例年以上に“いい年”にしたい。
その決意を朝日を拝むことで確固たるものに。
子どもたちとモコモコに着膨れしながら坂道を登る。
日の入り時刻と、徒歩圏内で1番朝日が綺麗に拝めるところを調べて元旦から早起き。
帰りに初詣でにて感謝を伝え、なかなか幸先の良いスタートをきれた。
身の切れるような寒さが何だか空気をより一層清めてくれるような気がして、その寒さにすら神様を感じた。
一年の長さはどう過ごそうとも変わらないのなら
たくさん笑おう。
たくさん喜ぼう。
いい一年を過ごすのは自分の心次第。